最近、カンブリア宮殿、ガイアの夜明けは、小売業にスポットが当たることが多いです。
消費不況が注目されているからです。
苦しい状況の中でも、がんばっている2社が紹介されていました。
いずれも小売業の原点をしっかり守った会社として、私も感心しました。
それぞれビジネスモデルも売る商品も違う会社ですが、
二つの共通点はいずれも本部が効率的であるということです。

メガネ21は広島でめがねを販売している小売業です。
ほとんど本部の人がいません。
本部にいるのは事務作業を行う事務員程度です。
部長、課長と階層的な管理職がおらず、権限も含めてほぼフラット。
ほぼというのは店舗に責任者が一名いるだけです。
稟議はすべての従業員に対して申請し、異論が無ければ承認がおります。
情報は隠さず公開されており、非常にオープンな組織を作っています。
馬の前にニンジンをぶら下げる、という組織にしていません。
会社は、従業員に会社の株主になるように推奨しています。
株主となった従業員は、積極的に会社の経営に物申します。
そして賢明に働くのです。
社長はお飾り。社長ですらも店舗でメガネ販売の接客を行います。
売ることに専念しているのです。
本部が小さいので、損益分岐点が非常に低いと想定されます。
本部に掛かる費用が少ないので、商品の販売価格をより低価格にすることが出来ます。
売上が上がれば、従業員に分配。さらに従業員である株主へ配当。
一次期、配当が10%もありました。
これで勝てないわけが無い。(^^;
前年度以上の売上を上げ、従業員はたっぷりボーナスをもらっているそうです。

オーケーは、「オーケーファンを作るため」をビジネスモデルにしているスーパーです。
正直をモットーに、美味しいときは「美味しいですよ」。美味しくない商品は「美味しくないですよ」と値札の隣に書いて、徹底して公開しています。
ウォルマートのeveryday low priceを取り入れており、常に安いです。それがまたITとうまく組み合わせています。
常に安いので、季節による売上の変動以外の要因が少なくなり、需要予測がしやすいのです。
単品単品の売り上げん傾向を見れば、いつ商品が品切れになるかがわかります。
いつ発注すればいいかも見えてくるわけです。ITの出番です。
通常のスーパーは、店舗ごとに発注が任されているそうです。
オーケーの場合は、このシステムのおかげで、店舗は売ることに専念します。
本部は、需要予測のシステムに頼れるので、商品カテゴリーごとに発注担当者がいりません。
本部の組織を小さく出来ます。
最近、オーケーのチラシが私の家まで入ってきました。場所は少し遠いのですが。チラシには会員に限定して増資による株主を募集していました。
メガネ21は従業員が株主になっていましたが、オーケーはさらにお客様まで株主として、利害関係者の一人に巻き込んでいます。オーケーで買い物しないわけには行かなくなるでしょう。
この会社も急成長しているそうです。
本部が輝くために店舗があるのではなく、店舗が輝くために本部がある。
どちらが上とか下とかではなく、小売業はコレに尽きるのではないでしょうか。
今のセブンイレブン本部と加盟店の関係はヤバイです。
一緒になって取り組む姿勢が無ければ、スパイラル オブ デス。弱体化していくと思います。




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