デヂエをオープンソースに切り替えてコスト削減、Drupal
WEBデータベース、サイボウズ社のデヂエを、無料のオープンソースに切り替える方法のご紹介です。
デヂエは発売されて以来、エンドユーザーコンピューティングを促進させるツールとして、現勤務先、前勤務先に導入させ、積極的に使ってもらうように薦めていました。
エンジニアではないユーザーが、気軽に手軽に入力フォームが作れるのが良い点です。エンジニアの手を使わないところがメリットです。とても革新的なツールだと思います。
そんなエンジニアの手を使わないで業務改善できるこのツールも、昨今の不況を理由にコスト削減したい企業は多いのではないでしょうか。
恐らく導入企業では、ライブラリの必要・不必要を選別して削減し、年間保守料を頑張って下げていると思います。
年間使用料がもったいないですから、思い切って外部の開発会社に、開発してもらうのも手です。でも、なかなか予算が付かないでしょう。
そこで、思い切って無料のオープンソースへ切り替える方法をご紹介します。
それはオープンソースのCMS「Drupal」です。

http://drupal.org/
Drupal単体そのものは、単にブログや掲示板程度の機能しかないのですが、強力なモジュールを組み合わせることで、デヂエのような入力フォームの追加や、ビューの見た目の変更が行えるのです。
Drupalをデヂエ化するのが以下モジュールです。
まずその前に、デヂエ用語をDrupal用語に置き換えます。
ライブラリ → コンテンツタイプ(Content Type)
ノードの種類を分けるために使います。ノードの親
レコード → ノード(Node)
ノードは単に件名と本文しかありません。
レコード一覧ビュー → 表示(Views)
Drupalのインストール手順は、他のサイトに譲ります。
CCKモジュールは、ノードにフィールドを追加することができます。
ノードは件名と本文しかありませんが、デヂエのように進捗、依頼内容、期日などの項目が追加できます。
ここでは、Drupalが標準で用意している「ページ」というコンテンツタイプをライブラリに見立てて、ページにフィールドを追加していきます。
「管理」→「コンテンツタイプ」→「ページ」→「フィールドの管理(Manage Fields)」
下の画像は、進捗というフィールドを追加するときの設定です。

左からラベルは実際に表示される名称です。
Field Nameはシステムで使われる名称です。英語で入れてください。
Typeは、デヂエのフィールドタイプです。整数は数字しか入りません。この他にも、テキスト、ユーザー参照(メニュー(ユーザー))、ノード参照(自動ルックアップ)などがあります。モジュールを追加すれば、日付、地図なども追加できます。
Form Elementsは、Typeの見せ方を変えます。デヂエでは見せ方も含めてフィールドタイプで選びますが、Drupalでは分かれています。画像では、選択リスト(メニュー)としています。Typeは整数ですが、選択リストを組み合わせることで、数字に意味を持たせることが出来ます。0は新規、1は作業中、9は終了。といった感じです。
設定すると、入力の際に以下のとおり表示されます。

Viewsは、ノードの一覧表示を好きなように作ることが出来ます。デヂエのレコード一覧ビューと一緒です。
「管理」→「表示(Views)」→「追加」
下の画像は、進捗「新規」だけのノードを表示する設定です。

ディスプレイタイプはページを追加します。
基本設定のタイトルに名称です。
基本設定のスタイルは見た目の基本です。表形式で表示させるにはテーブルを選びます。
ページ設定のパスは、URLです。設定したビューを表示させるURLを決めます。
フィールドは表示させる列です。列を追加したいときはフィールドの右にある「+」のアイコンをクリックして追加します。
並び替えは、ビューの並び替えの設定です。
フィルターは、(絞込み)条件の設定です。ノード.タイプはコンテンツタイプのことです。ページだけ表示させるようにします。CCKで作った進捗フィールドは 0を新規と意味付けているので、進捗=0を追加にして新規だけ表示させるようにします。
保存して、いざURLを見ると、以下のとおり表示されます。

どうです?
他にも色々あります。
フィールド毎の権限は、Drupalの権限でコントロールできるようになっています。
コンテンツタイプ(ライブラリ)が増えると、ちょっと使いにくいかな~と思います。
細かく確認したいところはたくさんあると思いますが、デヂエの機能が大まかに満たされていると思います。
一度ぜひ試してみてください。
Drupalを採用するメリットは、単にデヂエ化だけではありません。OpenIDなどの認証機能の追加、Tiwtterとの連携など。様々な機能を追加できるのも魅力です。とにかく追加できるモジュールは豊富です。
最後に、私とは無関係ですが、以下サイトを参考にしてみてください。
Drupal 6.x のインストール手順
http://www.webgogo.jp/drupal/install_6
CCK(Content Construction Kit)モジュールの使い方 (Drupal 6)
http://www.webgogo.jp/drupal/modules/cck_6
Viewsモジュールの使い方(Drupal 6)
http://www.webgogo.jp/drupal/modules/views_6

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