先週末、友人から急な頼みで海外向けECの相談を受けた。
友人の勤める会社は、日本製(made in japan)のある商品を日本から海外へ卸すBtoB企業。
他社が先行してBtoCを取り組んだところ、業績好調らしいので取り組みを検討し始めたらしい。
海外は私も未知の分野。良い勉強になると思ったので相談に乗った。
ターゲットとする顧客像は以下の通り。
年齢:全般的
性別:ほぼ男性
地域:北米、欧州、アジア ※海外在住日本人は対象外
趣味:その商品が好きな人たち
日本から海外の愛好家へ、
商品を提供するECサイトを目指す。
まずインフラ面。
ネットワークはKDDIの構成図にあるとおり、日本から欧州への直通ルートは存在しない。
KDDI - ネットワークバックボーン構成図
http://www.kddi.com/business/service/internet/kaiin/backbone/koseizu_kaigai.html
つい最近、KDDIとロシアのロステレコムが日本~ロシア間の光海底ケーブルを発表したばかり。まだまだ時間がかかる。
どの地域の顧客でも、画像の表示が遅いとか、サイトが重いとか嫌われないようにするために、北米にサーバを置くのが良さそう。
サーバは、ホスティング(レンタルサーバ)を薦めた。
友人はWEB系技術に弱いのでサーバ自社管理は却下。最近格安のものも多いので、管理の手間の省けるアメリカの会社のホスティングを薦めた。
具体的にはこれから探す。
ECのシステムは、スモールスタートしたいとの事なので、以下二つのオープンソースから検討することにした。
osCommrece
http://www.os-commerce.jp/
これ以外にもMovable TypeのECソリューションや、EC-CUBEなど色々パッケージはあると思うが、海外の実績や、国内で情報が少なそう。
以前から両パッケージを調べていた経緯もあったのでこの二つのどちらかに決める。
配送は、以下3社で検討中だったので、お客様自身で配送会社を選択できるショップにできないか検討。
EMS(郵政公社)
http://www.ems-post.jp/
UPS
http://www.ups.com/asia/jp/jpnindex.html
FedEx
http://www.fedex.com/jp/
友人の調べた限りでは、以下の関係らしい。
スピード
EMS < UPS、FedEx
価格
EMS < UPS、FedEx
地域
EMS < UPS、FedEx
osCommerce、Zen Cartには、お客様が運送会社を選べる機能があった。
しかもUPS送料計算モジュールあり。FedExも探せばありそうだ。
EMSは無いので、UPSなどをカスタマイズしてできないか?
決済は問題だ。
海外で普及していて、債権回収のリスクの少ないもので、手軽なもの。
PayPal、クレジットカードの二つを選ぶ。
PayPalは、osCommerce、Zen Cartにモジュールとして機能が組み込まれているので、あとは会員になるだけ(だと思われた)。
クレジットカードは、海外サイトの対応状況調査。
VISA、Master Card、American Expressはもちろんのこと、
Euro Card、Visa Electron、Discoverの
計6ブランドが対応していると網羅できそうだ。
クレジットカードのオンライン決済(即時にカードで決済できるか確認)は、REMISEのモジュールが標準で組み込まれている。これを利用するか、他のものは無いか確認。
よくよく調べたらVisa Electronは、デビットカードらしい。
ある商品が、換金性が低いので、クレジットカードの不正利用は、されにくいだろう。と勝手に想定。
次にデザイン面。
画面サイズ1024x768、色数32bitを標準とする。
Flashを使うなら最低Ver7.0。
ページあたりの容量は要調整。
日本は光ファイバ普及で先進国。アメリカはADSLの普及が中心で、ヨーロッパはさらに遅れていそう。
アジアは、韓国の光ファイバ普及率は高いが、それ以外は期待できそうに無い。
さらに友人いわく、ワーキングホリデーで滞在したオーストラリアは電話料金が安いから、ADSLや光ファイバは復旧していないらしい。
文字コードはUnicodeが望ましいが、パッケージが対応していないのでとりあえず英語で。
主観的なデザインは・・・、Amazonっぽくすれば良いってところで特にはつっこまず。
マーケティング面。
はっきり言って海外の状況が良くわからん。
特に欧州、アジア圏。
国内ではクチコミマーケティング(やらせマーケティング?)が流行しているが、アメリカではウォルマートのやらせが問題になり既に下火。
会社も、お金がかけられないようなので、MySpaceなどのコミュニティや、ブログなどへの地道な書き込み。
Wikipediaなどの集合地にURLを貼ったり、ソーシャルブックマークを使ったり地道な活動。
少しお金がかけられれば、アフィリエイトあたりだろうか。リンクシェア、バリューコマースはアメリカにもある。
他社が先行していることもあり、オリジナル商品や人気シリーズ物(これから流行りそう)など、商品や地域を絞り、重点的に販売促進してリピーターを獲得したほうが良さそうな話しをした。
この辺は、お金もかけられないし、まだまだ研究が必要そうだ。
法律面。
一番わからないのはコレ。
どうしたものか・・・。
外人に特定商取引法・景表法が適用されるのだろうか。
と思っていたら、思わぬところから情報を頂き、経済産業省のHPの一番下にあるPDFファイルを参照。
電子商取引及び情報財取引等に関する準則
http://www.meti.go.jp/press/20070330011/20070330011.html
「I-4越境取引」が参考になりそうだ。
他社優位性
ECパッケージの機能に頼るが、
・運送会社の選択(EMS、UPS、FedEx)
・レビュー機能
・自社オリジナル商品。
という感じで
マックで4時間も時間をつぶす長丁場でした。




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